帰国して約1週間経過しましたが、なんか体調が優れない感じで過ごしています。なんだか頭がボーッとして視界が狭くなった感じで。。。なんでしょうね。ストレスから来る感じか何なのか疲れているんでしょうか?
落ち着いた日々を送りたいですが、色々激務な毎日を送っています。
さて、直前の中国で話し合ったネタでも書いてみます。
色々並行して開発試作してるので、製品になるのは半分以下ですが面白いです。
帰国して約1週間経過しましたが、なんか体調が優れない感じで過ごしています。なんだか頭がボーッとして視界が狭くなった感じで。。。なんでしょうね。ストレスから来る感じか何なのか疲れているんでしょうか?
落ち着いた日々を送りたいですが、色々激務な毎日を送っています。
さて、直前の中国で話し合ったネタでも書いてみます。
色々並行して開発試作してるので、製品になるのは半分以下ですが面白いです。
夜21時頃帰国しました。そして更に1週間ちょっとしたらFX-Audio-の主軸のフルメンバーが日本に集結します。
そして新しい仲間が加わりました。少しずつパワーアップしていってくれる事を期待して全力サポートして行く方向です。
取り敢えず↓がその一部です。
うちのではなく外部からの持ち込み
だったのですが、知り合いなので
本物と偽物の区別とその原価の差についても
説明してみました。
こんな小さなウェハーでも増幅はしますが色々犠牲になってます。
上がオリジナルで下がコピー品です。
本物と比較↓
こんばんは、Kです。
公式の方で詳しく書いていなかったので、長文になりますが
こちらで、詳細を記載していこうと思います。
まずはじめに、どうして終了したはずの第九ロットがあるのか、そしてなぜこのカスタム版が出来たのか
そのあたりを踏まえて話していきたいと思います。
去年の2月か3月くらいに最終ロットの第九を販売しましたが、
最終ロットという事で、かなりの量を生産しておりました。
Lepai側で製造が終わり、次にこちら側で1台1台、音出しチェック等をするのですが、
第九ロットの生産時期にLepai側が使っていたすべてのボリューム抵抗の軸が
個体差で若干緩いものがあり、弊社の検品基準で問題のあるものは除いておりました。
そして、ボリューム抵抗のメーカーは弊社との関係が深い会社でしたので、原因を究明した所で
問題のあった個体はいつか販売できるようにとそのままストックしておりました。
その後、他の製品の開発や部品調達・生産管理などで忙殺されておりましたが、
最近やっと取り掛かる時間が出来たので、部品の手配と共にさらなるカスタムを施し限定版として
調整致しました。
ボリューム抵抗は音量・TREBLE・BASSの3つを弊社手配のAPAI社製高精度選別±3dBタイプに変えています。
また、大きな目玉としてはオペアンプを音量・トーンコントロール2つともBB製OPA627に交換している事です。
昔にも触れましたが、大幅に音質が向上しトーンコントロール切替時に音が引っ込んだように聴こえる減衰感も
ほぼない状態で、十分ご満足いただけると思います。
更に入力段カップリングを特別な仕様としまして、特注タイプのSILMICⅡに変更しております。
この変更だけでも、音の解像度が高くなり空気感をより感じることが出来る仕様となっております。
こちらについても以前にどこかで触れましたが、長時間のエージングにより本領発揮されるタイプの
コンデンサーですので、エージングの楽しみも味わっていただけるようになっています。
上記3項目のカスタムと調整のリワーク作業とケースの分解・再組立そして、再度検品と約1時間の通電テストと
更にコストが掛かっており、部品代などのコスト等トータル的に考えますと9800円は破格のお値段となっております。
当初普通に調整のみでの再販を考えておりましたが、弊社関係者及びお客様方のご意見を取り入れ、
スペシャリティーのある物をユーザーの皆様にご堪能いただければと思い今回のリミテッドカスタム版の販売に至りました。
是非ともご堪能下さいませ。私からは以上となります。
P.S&私信:23日より去年と同様某氏と一緒に帰国しております。末までは滞在するつもりですので、面白いネタが有りましたら
ご連絡いただければと思います。今回は某氏の家族も一緒に来ていますので、そこまで俊敏には動けないと思います。
みなさん、お久しぶりです。
今回のYDA138Kitリターンズをリリースした経緯について触れたいと思います。
まず、YDA138キットは、最終生産ロットの在庫が少なくなってきた昨年12月の
段階では次期生産はしない形になっておりました。
リミテッドバージョンも実は同じロットでその当時合わせて生産していた
特別バージョンのもので、初めて出したのが2016だったという訳です。
今の状況だとキット類全般が重荷になってしまっていましたので
完全にキット販売をやめるわけではなく、一旦縮小しアプローチ方法を
変えて再度強化していく計画がありました。
細かい部分は割愛しますが、キットを購入される層が変わってきたというのが
一番の原因となります。そういった意味でも仕切り直しが必要かと思い
ちょうど1年前より少しずつ実行しておりました。
そしてその空白を埋めるべく完成基板を強化していたのも一つの傾向です。
そのような事情があり、在庫がなくなり販売終了となりました。
しかし、その後から凄かったです。最初の1カ月はかなり多くの方より
YDA138キットの問い合わせがございました。
中にはYDA138キットについてとても熱い想いをお寄せくださった方も
いらっしゃいまして、まだまだこのキットは必要とされているんだなぁと
再認識させられました。
そんなことで、今回のYDA138に関してはもう少し期間が必要かと
感じましたので再生産に踏み切りました。
同時に為替や部品単価変動など、再生産にかかるコスト増を
考慮したうえでパーツを上位グレードのものに変更するなどして調整し
音質重視でありながら販売価格への転嫁を最低限に抑える構成としました。
単価の大きいものを入れてしまうと大幅な価格上昇になり、
気軽に購入できない価格になってしまいますので、
その辺は考慮しアップグレードの余裕を持たせております。
私自身数パターン施工し、聞き比べて今の部品構成にしましたので、
標準でもトータル的にバランスもよく音の解像感や音質は
ご満足頂けるセッティングになっていると思います。
欲を言うと入力を2.7ufにしている為、若干音の押し出し感が強く
空間力というのでしょうか、繊細な音を出す楽器などの響きの
余韻部分が若干弱くなっています。
(この部分に関しては一応、出力側で調整を入れていますので、
そこまで気にしなくても大丈夫かと思います。)
またYDA138のチップ自体の性能といいますか、その部分が繊細さを
求めていくと目立ってきてしまう傾向にあるので、
そういう意味で今の構成がベストだと思っております。
さて、チョイスした部品について色々触れていきますね。
1.まず、入力カップリングで採用しましたELNA製の無極性RBDベースの
特注仕様25V2.7uFはリードもオーディオ専用に太く音声信号ラインに
特化したといっても過言ではないポテンシャルを持っております。
Lepaiの第九ロットでも好評頂いておりました部分でキモとなる部分です。
Lepaiのカップリング部分の場合は入出力をまとめておりましたので
必然的に無極性が必要でしたが(電位的には一応極性はある)
YDA138の場合はなくても大丈夫なのですが、入力カップリングに
電解コンデンサを使う場合無極性タイプの方が比較的高音質に
なりやすい傾向にあります。
ただ、メーカーやシリーズ名は書きませんが無極性でもオーディオ用
でない場合はそこまで音質が良くならないものも存在します。
という事でリミテッドバージョンから続きこのリターンズでも
同じく採用していますので、とても優秀なコンデンサだと思います。
2.次に電源のデカップリング部分を紹介します。
最近色んな所の電源ラインで採用しているPanasonic製のFJシリーズです。
1000ufと680ufを採用したのは、ケースに入るサイズで出来るだけ容量を
確保したかった経緯があります。ケースに入れる場合16㎜高だと
耳の部分が基板外側のコンデンサが干渉しますので、そこを13㎜高にしました。
さて、このFJシリーズは通常ラインナップではなく特定メーカー向けの
シリーズですので、まず普通には手に入りません。
次に、データーシートも普通には手に入らないと思います。
なので、実際皆さんはこのFJの性能がどんなものか想像だけだと思いますが、
この電解コンデンサはSUNCONのWGシリーズよりも更に
高リプル耐性が高く寿命も長いです。
多分世界中の電解コンデンサのシリーズの中では1,2を争う
リプル耐性を持っています。
ちなみに豆知識で同じシリーズでFJZがありますが、これは同じ液・材料で
サイズを上げ容量そのままでリプル耐性を上げたシリーズになります。
この電解コンデンサを採用することにより電源が強烈に浄化され
とてもクリーンになりデジタルアンプIC(YDA138)にストレスなく
電源を供給できる優れものです。
3.ELNA製のR3Aオーディオ専用品の上位グレードタイプになります。
16V10uFx3で、まず一つにIC直下のバルクコンデンサとして2個使っています。
これはICの瞬間的な電源供給に貢献しています。
周波数別に違うので積層セラミックコンデンサも同列に張り付いていますが、
電解コンデンサも十分ここに置いてやると実感できる音質向上が見込めます。
(歪み率に関係)また応答速度の速い低ESR品が更に高音質に変わるかも
しれませんが、無駄に大容量積むと経験上逆効果になりますので気を付けてください。
次に最後の1個を使う部分はIC内部で生成された5Vの電源安定の為の
デカップリングとして使われています。
この部分にオーディオ専用品は結構効きます。というか85度タイプの電解液が
効果が高いと私自身の経験上思っております。
まずこの部分は音声信号がICに入り前段のアナログ回路の調整に
使われている電源ですので、ここは結構重要なポイントとなります。
また論理High Lowの判定でのセッティングや各種機能的回路の電源となっています。
4.インダクターはNFJオリジナルの22uHを採用。
当初は標準的な汎用の工業用インダクタを使っておりましたが、
使用する量が増え、オーダー注文する形で登場しています。
この場でもう一度語らせてほしいのですが、このオリジナル品は
汎用品に比べラインの張り強度を通常より上げてもらっています。
それは、低歪みを狙っているのと、インダクタ個々でのインダクタンスの
精度を上げる目的でやってもらっていました。
実際原理的には理にかなっていまして、音質面でも効果はあります。
しかし、コアは同じものを使っているので、ラインの張りが強すぎて崩壊しやすく
納入された際に不良が多く出ていたのが難点でした。
現在では工場から出荷される際にうちと製造メーカーで共有するケースを使い、
コア崩壊を防いでいます。
良い物を安く提供したい一心で出来上がった物となっています。
皆様に知ってもらいたくこの場で少し蛇足ですが記載いたしました。
さて、ここまで書いたのですがご予算が許すのであれば東光の防磁インダクターを
お勧めします。日本メーカーのもので、先ほど記載した事もされている専用の
インダクターで、標準のものは高出力の際、磁界結束が少なからず発生しますので、
そういった意味でも効果はあります。費用対効果は○です。
5.出力フィルター部分のLR各+-のパスコンにアークトロニクス製のメタライズド
フィルムコンデンサを配置しました。
オーディオ用として採用しているメーカーも多いこのフィルムコンデンサ
イタリア製造のものは、けっこう安定していますので音質も良くバランスが良いのが特徴です。
ちなみに5%精度のものを採用しています。2011年頃KEMET傘下になり、その後も
イタリアで製造していましたが最近はインドネシア製造に変わって同シリーズの
外観は同じ物の実際は少し違う音味になっています。
時間がある時周波数別のインピーダンスを測って比較しようと思ってました。
6.出力フィルター部の4個の0.01uFにPaktron製のITW(Mil規格品)を採用。
こちらは、正式には初めてお目見えすると思いますが、3年ほど前から色んな
流通より仕入れてストックしていました。
色々面白いストーリーがあるのですが、それはまたの機会でこのフィルムコンデンサ
高耐熱品となっており、製造方法も特殊ですし音声信号を通した際リニアで絶妙な
音を奏でてくれます。
強烈なパーツですのでこの部分に使っても音質向上の効果は実感して頂ける逸品です。
以上上位パーツ部品群についての解説と見解でした。
予算が許せば更にアップグレードできる設定は数か所ございます。
古くからのユーザーさんでしたらどの部分に何を入れるのかわかると思いますし、
ブログ等で改造例を載せていただいている方も(楽しく見させて頂いております)
多数いらっしゃいますので、「YDA138 kit」等のワードで検索されるなどして
更なるアップグレードをお楽しみください。
今回価格改定に至りましたが、コンセプトは今まで通り変わっておりません。
良い物を出来るだけ安く皆さんに楽しんで頂けますと、とても嬉しく思います。
これからもよろしくお願いします。
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