真空管ラインアンプの真空管について

引き続き同日の連続投稿となります。

現在大変ご好評頂いております真空管ラインアンプの
真空管に関して数件メールで頂いている中で少し勘違い
されておられる、ご意見がございましたのでこちらに
ある程度わかりやすく記載してみたいとおもいます。

アップグレード管の中国人民解放軍の軍用規格(ミルスペック)の
中の選別グレードの特級規格の真空管を販売しております。
グレードとしては3種類があり、全て同一製造の物が基本で
専用に製造されているものは存在していません。

その基準は仕様書にも記載していますが、誤差範囲の小さい物の選別です。
民用→軍用→特級の3種類に分類されています。
ラインアンプで標準で使用しているのは民用ですが
不合格品という訳ではなく、生産合格基準の検査済みの物と
なっていますので品質に問題あるものというわけではございません。

グレードが上がっていくにつれ真空管の精度高くなり左右で
1本ずつ使うTUBE-01には左右の誤差が出にくく結果的に音の広がり
再現力が高くなる傾向にあります。
かと言って、標準付属の管だと空間が詰まった感じに表現される
という事も有りませんし、ノイズ量が多いなどといったことも
ございません。

色々ご意見やご連絡頂いておりますが、そういった差異が特に
無いと思われますので、ご理解いただけましたらと思います。

P.S:手元にある軍用・特級の2グレードも軍関係の検査があり
その検査員の名前の印と所属が記載され、用途としては中国語で空雷
(空軍レーダーという意味)として使用予定のパーツという事で
管理されていたようです。
特級は軍規格の選別品の更に精度選別品ですので、絶対数としても
少ないですし、次このグレード品が手に入るチャンスは少ないと思いますので
この機会をお見逃しなく。とりあえず1セット分は持っていても良いかもしれません。
現在の販売しているロットは1980年11月製造の物となっています。

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エンクロージャーキットに関して

あけましておめでとうございます。

2月1日には日本に帰国していまして、日本側の業務の補助などしておりました。

さて、エンクロージャーキットに関してですが、NFJとしては初めてのスピーカー
関連としての取り扱いで様々な方からの協力もあり、満足できる形になったと
思います。

構想の段階では関わっていましたが、それ以降は全て日本側でのマネージメント
で動いておりまして、最終的な形になってから私が日本へ帰国した際に金銭的な
経理の部分を見ておりましたが、当初とは明らかに違う価格に少し引き気味
だったのは言うまでもありません。

ですが、初めてだったことも有り勉強代という形で限定でしたが980円販売に
踏み切り、通常販売も1420円という形でやってまいりました。

販売が終わりに近づくに当たり、次に向けての仕入れに関する試算表をまとめて
部材の取引先・加工依頼先などの細かい経費とその歩留まり率など全てを
試算したところで採算割れ以前の問題が発覚しまして、次作る事が出来ない
事実が発覚しました。

原因は、常にギリギリの計算で販売価格を算出していた為、正確に試算すると
合わないことが良くありましたが、今回日本側でそういうキットのような手配は
慣れていなかったのと、日本での調達と加工が思った以上に掛かっていた事でした。

ですので、今回販売数が終わりと同時に販売終了する方向で舵を切っておりましたが
多方面の方より後どれくらいの回数販売するのかなどの問い合わせが
ございましたし、ご協力頂いた方や関係者の方より継続の勧めも頂きました。

その中で今の状況を伝え、アドバイスを頂きながら今回の投票という形で
まだ需要があるようであれば再生産をするという事で決めようかと
思っておりました。

今回投票でたくさんの方より再販の要望を頂き、先程話し合った結果部材の
手配、加工先への手配を開始する事になりました。

中国とは違い日本での手配がほとんどですので予定通りいけば結構
早い段階で再販は可能だと思います。
再販までお時間頂く形になりますが、これからも宜しくお願いします。

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