こんばんは、Kです。
Hも日本へ帰国しまして、色々打ち合わせやHの会社訪問も兼ねて
お土産を持ってFX-Audio-製造メーカーに行ってきました。
私の方では、現在進行中の近況を報告を致します。
FX202Aに関しては既に量産ロットの基板も仕上がり
ケース関係も用意できております。
先日訪問した際に弊社供給の部品を一式持って行きました。
主要部分は試作ロットとほぼ変化がありません。
量産ロットでコスト削減の方向は却下になったので
基板改良と部品品質を維持および向上しています。
若干コンセプトを変えて販売致します。
詳細に関してここでは控えますが、弊社と製造メーカー
の両社で試作を何度か行い、弊社では相性の良い部品や
容量などを模索し決定いたしました。
と同時に製造品質を上げるため、今回のみ部品組み込みを
専用の大手工場に委託する事で決まりました。
かなり満足できる物が仕上がると期待しております。
次にYAMAHAのYDA138デジタルアンプICを使用したアンプキットに
関してはNFJ版の試作を済ませ、さらに現在メーカーと共同開発中ですが
思いのほか時間がかかっており、ひとまず本国仕様を若干量
仕入れてみました。
ですので、現在こちらの本国版のYDA138のアンプ完成基板を
現在出品中のTA2024の半完成キットみたいな感じで近日販売予定です。
キット部品は弊社のコンセプトに合うように調整しておりますので、
YDA138を体感するには十分かと思われます。
部品は現在まさに色々と試しています。
ほぼ大体は決まったのですがカップリングコンデンサーに嵌っています。
本国仕様の標準品に比べかなり音質の向上はしています。
パワー感もあって歪みが少なく解像感も良い感じですが低域が
まだイマイチなので明日、明後日まではいじる予定です。
後日販売予定のNFJモデルはさらにグレードアップしておりますので、
部品交換や基板の内容変更による性能の変化が実感できると思われます。
ベースキットとして、もしくは比較用として楽しみ下さい。
このキットでも実感できますが、アンプ・ヘッドホンアンプ共に
実際聴いた感じではSN比は結構良いです。
●追加オプション品について
最後に今回HにTA2020 Part2Ver.2販売時のオプションを何点か
持って帰りましたので、それも記載しておきます。
・平滑コンデンサアップグレードキット
SANYO ME-WX 16V 2200μF+PILKOR 0.1μF
基板設計が直径10mmなので隣のマイラが邪魔する為の
PILKOR0.1μFで対処するキットです。
低Z高リプル対応品ですが、他メーカーの同グレード品に
比べかなり優秀です。
データシートではわからない品質の差が測定器で出ていました。
電源部分の平滑コンデンサなのですが、音の影響が実感できます。
大きめの音量の場合や低音が多目の曲を聴く場合に、音の切れが
シャープになり定位感が増した感じです。
もちろん低域のみではなく中域や高域帯もシャープな感じに
なります。
・光輪技研インダクター PC8Z 10μH 4個セット
こちらは旧バージョンのVer.2の際に標準でつけていたものでしたが
ご購入者様からご好評頂いておりましたので、今回オプション品として
販売致します。
過去を振り返ってみると、これを標準品として付属させていたのは
さすがに凄かったなぁーと思わせる部品だった気がします。
・大容量対応 空芯コイル 10μH 4個セット
FX202AやPCIカードタイプの上位モデルに採用している空芯コイルです。
インパクトもさることながら性能は凄いと思います。
是非試してください。ただし、3-5mmの間隔をあける必要があります。
直径13mm、高さ16.5mm 線径φ0.8mm リード間隔:約11.5mm リード線長:10mm
・EVOX MMK 100V/2.2uF 2個セット
メーカー:Rifa-EVOX(現Kemet)
シリーズ:MMK(MMK22.5)
耐圧:100V
容量:2.2μF
リード幅:22.5mm
リード線ショートタイプ
TA2020のキット用ではないですが、加工すればカップリングコンデンサとして使えます。
以上です。
P.S:他にも色々オプション販売できるブツはあるのですが、
一気に増やせないのが現状ですのでご理解下さい。
近況報告
Category:
yda138 まずはメーカー製基板を発売してからとのこと。nfj版はどんな商品になるのでしょう、完成アンプになるのだろうか!?ケースも一緒に発売したら良いなあ。
rifa 2.2ufコンデンサをメタフィルの代わりに欲しいです。三洋電解+pilkorも値段が気になる。レギュレータ前後に入るコンデンサもアップグレードキットがあれば良いな。
ta2020次回の出品があれば、余った部品とメタフィルを転用し、pc8zとマイラーキットを追加して、基板に収まるアンプを作りたい。←目的を見失っている
nanashiさん
ありがとうございます。
メーカー製基板といっても初期の段階で共同で構想を
練っていて、製造メーカー側のコンセプトの物が先に
出来上がって様子見でnfj版が仕上がって行っている
という感じでしょうか。どうなるか期待していて下さい。
本国版をnfj仕様にリファインしていますので、良い具合に
なっていますよ。
rifa-evoxのコンデンサは普通に入らないので要加工です。
ユーザー設定のレギュレータ部分は関与しないスタンスなので
なんか良い方法ないですかね。
k in chinaさん
>nanashiさん
>ありがとうございます。
>メーカー製基板といっても初期の段階で共同で構想を
>練っていて、製造メーカー側のコンセプトの物が先に
>出来上がって様子見でnfj版が仕上がって行っている
>という感じでしょうか。どうなるか期待していて下さい。
>
>本国版をnfj仕様にリファインしていますので、良い具合に
>なっていますよ。
5月5日のエントリに基板の写真が載っていますが、
今回の出品(?)は上の二つになるということですか?
下の基板はケースの奥行が決まっていて、入力は後ろになり、引き出し式のスピーカー端子が面白いですね。
nanashiさん
>5月5日のエントリに基板の写真が載っていますが、
>今回の出品(?)は上の二つになるということですか?
yda138の本国版はそれです。
本日やっと入力カップリングが煮詰まりましたが、
hとの話し合いに結果、本来のひとまず本国版のyda138
アンプの感じを体験してもらうというコンセプトががぶれる
ということで、入力カップリングの付属はリファレンス通り
1ufでいくことに決定しました。
ちなみに本国版では10ufと結構トリッキーな数値で音質が
曇り気味で少々解像感が足りない感じだったので、10ufは避けました。
ベストな容量は私自身ta2020系のアンプばかり聞いているので、
その傾向に近い感じで決まってしまいましたが、それは
オプションとして20-40円くらいで別途出そうと思っています。
nfj版の引き出し式の端子は苦肉の策です(笑
今後のことを考えて配置も一新しています。
未だに販売に至らずrev.9まで進化しています
ta2020キットの際にご協力いただきました
あなろぐ氏よりyda138のグランドの分離や配線処理を
ご提案いただいております。