青基板編
TA2020キット白基板も完売し、ご購入者様より様々な方向からのご意見や
ご提案・参考資料や情報を頂きまして、白基板の継続ではなく基板のモデルチェンジを
模索するために期間をいただいておりました。
進行状況を公式ブログでアップしたりしておりましたが、私が中国に居る際は
日本側のH経由で更新しなければならない為、中国側からも交流や情報を発信できるように、
公式ではないブログを開設した次第です。
その上、NFJ公式ブログのコメントよりご連絡頂きまして、青基板の根本的改良に
ご協力頂きました、「あなろぐ氏」のお力もあり、白基板からは想像できない程の
進化を遂げることが出来た事を大変感謝しております。
最初は日本側のHを経由してのメールでのやり取りから始まって、時間も程よい位に
あったので、線を引く初心者の私にはちょうど具合の良い間隔でした。
今思えば、毎日トライアンドエラーでルールを覚えてやっていた頃が懐かしく思えます。
ある部分の配線を引きなおすのに今では5分もかからない作業を1,2時間かけてました(汗
回路に関しては、あなろぐ氏より電気的な知識で色々な部分の重要性や役割なども
一つ一つ丁寧に教えて頂き、今の私がある感じです(笑
青基板が完成に至るまでには、今だから書けるのですが、手直しを入れると
40回以上修正しています(汗
キットを修正してはH経由であなろぐ氏との情報のやり取りをしたり、
補足で色々入れてくれる情報で追加改良などで何度も何度もいじってました。
それは仕事中は出来ないので、仕事が終わってから夜も寝静まって落ち着いた頃に
ノギスと部品と基板を片手にああでもない、こうでもないと・・・。
で、サンプル基板も当時公開している以外にも何枚かあるんですw
SN比を大幅に改善出来たことを確認してからそれを最終サンプルとし、
製品としての手直しやDIY使い勝手も考慮した微調整で青基板の完成です。
日本側のHには納得できるものが出来てからにするので、次の販売はある程度
完成が見えてから時期を伝えると約束してあったのですが、
何ていうんでしょうか色々ありました。
私は趣味のレベルでゆっくり満足できるまでって言う感じですが、
販売するわけなので、そうはいかないですよね。
そして、かわいい子にはお金もかけてあげたいみたいな(汗
基板のオプションをこれでもかといわんばかりに付けて発注した結果大変な
事態になりました。
というか後出しじゃんけんみたいに後請求が来ました(汗
既に限界以上の価格ラインで交渉が決まって発注したのに、相手から、やっぱり
これしたら高くなったわーあはは。って言われて、あとこれだけ払える?とか
来週頭に出来上がるよーって今でも忘れません。
というか、どうしてそうなった!っと、、、ここは中国でした(笑)
部品調達で窮地に追い込まれた感じです。先に部品調達しておけば
よかったと後悔しました。でも後の祭りですね。
この部分でもあなろぐ氏からの助言も頂き、結果的に解決できたのですが
最悪初期Ver.レベルの部品になる所でした(汗
ここでかなり詳しく教えていただいた事もあり、今後の部品選定で大活躍出来ました。
そして、青基板のPt.2のキットが販売されたのでした。
これ書いていいのか解らないですがうちの会社でTA2020キットは白基板の
初期Ver.で既に採算ラインは取り扱い商品の中で最下位レベルだったのですが、
青基板で確実な最下位に転落したので、オプションパーツが売れないと終了コースでした(汗
そして、ものの見事に即完売でオプションも気前欲ご購入頂き、本当に良かったです。
次また生産みたいな流れで、その時はもう少し基板に
お金かけてみたい衝動に駆られて(汗
告知していないですが製造工場が変わり金メッキのフラッシュも長くしてもらい
濃い金色で、レジストも若干厚くなっていたりします。
もう自己満足レベルです。あと配線も細かい部分で手直し入れていました。
Pt2.Ver.2の中盤あたりでその基板に変わったと思います。
こういった感じの青基板でしたが、個人的にも片面でここまで出来たんだなぁーと
もちろん私一人の力ではないのですが、一区切り付けた達成感みたいなものがありました。
実際サンプルを次々と上げて聴いてみて、違いを実感できたのが嬉しいですね。
最初は手探りだった部品も特性を理解していけばある程度仕入れる際に無駄打ちしなくて
済みましたし、ブログのコメントで教えて頂いた丸ピンソケットを使用するように
なってから飛躍的に部品選定の効率が上がりました。
皆さんに協力あったからこその青基板です。そして伝説へ。。。
最後の伝説は気にしないでください(笑
以上青基板編でした。
NFJ TA2020キットの過去を振り返り(その2:青基板編)
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k様青基板編まで読まさせていただきました。私が白基板にたどり着いたのは、当時自作のオペアンプヘッドホンアンプではモノ足らずスピーカーも鳴らしたいがあったので、ta2020については以前から着目していて安いキットでもないかとググって見つけたのが切欠でした。その後はta2020を飛ばすこと3回w色々失敗もしましたが楽しめました。白基板にヘッドホンアダプタをつけた時のホワイトノイズには四苦八苦して入力原因抵抗を換えてみたり、平滑コンのコンデンサ容量を上げてみたり電解コンを換えてみたり、カップリングコンの配置を換えてみたりw散々苦労?いえ楽しんだ空芯コイル搭載型の白基板は他との評価用で残してあります。アートワークは本当に頭を悩ませますよね、片面ですとなおさらです。私もずいぶん前にアートワーク設計をしていましたがあなろぐさんほどの知識も経験もあるわけがなく、うねっているパターンをみると何とか最短で影響がないようにつなげないかと両面化やジャンパーを考えてしまいます^^;だからジャンパー皆無で片面で仕上げていることはすごいなと思います。この調子ですと何か隠し球がありそうですので期待しております^^それとdacの方はやはりusb系がメインになりそうですか?以前こちらのブログでfx-audioさんの話がちらりとでておりましたしfx202aが一端収束して、次の量産型の頃にでもダブルで公開されたらなんて思っております。pcm179x系も一つ欲しいのでk様のこだわりチューン版を期待しております。
bla*k_*pple*1さん短いような長いような、ta2020キットの流れの中でbla*k_*pple*1さんとの交流もとても新鮮でそして、長く経つのかなぁ?と思い返してみまして実際はブログの日記にも記述しましたが、1年しか経っていないんですね。実際基板に関しては修正と改良を何度も繰り返し、今では自分の子のようにかわいい基板です。そして、もっともっと高みへ昇華させたい気持ちもありできる限り、既にもう無理だろうという域まで向かっております。片面でここまで来れたのも一人の力では到底できない事です。色々とこのブログでの交流というのは、私にとってはとても有意義で楽しいものでした。白基板からお付き合いいただき、そしてまた色々楽しんでいただけるのは私にとって本望です。少々ネタバレになりますが、次の最終モデルは標準でも十分満足いただける性能を提供できると思います、もちろん片面でそれを仕上げております。それに加え最終モデルに相応しいコンセプトを盛り込んでおります。その名もユーザーに挑戦する基板です。未だ曽て、そういった物を見たことがないという遊び心満点のものだと思います。ぜひご期待ください!dacに関しては着実にfx-audioさんの所と共同で開発を進めていっております。ある程度面白くなるdacだと思いますので、もう少々お待ちください。手始めに、色々なコンセプトを盛り込んだ中国専用モデルを最近テスト販売しております。こちらのギミックをベースとし、nfj専用モデルとしてまったく違ったdacをご用意する予定です。ライセンスの関係上、中国専用モデルの取り扱い予定はありませんが今回の中国専用モデルで十分な技術を蓄積できたと思いますし、まだまだ進行中案件ですので長い目で見ていてください。ちなみに、オペアンプ基板は既に試作基板も完成し、着々と発売に向けて進んでいます。こちらはもう少々お待ちいただければと思います。