インダクタ採用についての経緯(画像付)

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こんばんは、Kです。
今回インダクタについて少し書いていこうと思います。
デジタルアンプの出力段に使用するインダクタですが、
こちらの物を使用していた際に入れ替えたりして気づいた点など
記載していきます。
ちなみに、FX-Audio-と色々な物を平行して開発およびNFJ仕様に
リメイクしていっています。
さて、話は戻しますが写真のFX-Audio-標準のインダクタを使用
して視聴していたのですが、出力段に何か違和感が出ていてコンデンサ
調整など試行錯誤していたのですが、少しいつもと違う感じで
戸惑っていました。
ふとインダクタを触った際にとても熱くなっているのに気づいて
今回供給に変更した感じです。
標準で聴くと若干音が通らない感じで音量上げていくと、それに伴った
音の広がりというか音の大きさという物が普通と違い違和感を感じていました。
最初LPF側のコンデンサの種類・メーカーなどを変えて対処すれば
調整できるだろうと安易に思っていましたが、思い通りに行かず
どんどん泥沼に嵌っていきました。
最後にこのICはこんな感じなんだろうと決めて一段落ついて、数日放置していました。
そして、再度最終打ち合わせの為、NFJ仕様の配置の際にインダクタ部分の温度が
気になったので触ってみるとかなり熱いんです(汗
そこから、出力を上げて有る程度の時間駆動させてみると顕著に
変化が出てきたと同時に触るとアツッ!ってなるくらい温度が上がっていて
開発した彼に聞いたところ3A品を買ったという事でしたが、さすがに
最大3Aくらいあれば問題ないのですが、こちらで色々調べ
現在お世話になっているインダクタを別注している工場へ問い合わせをして
発覚した事ですが、標準品はサイズ的に3Aを流せる物は物理的に
作れないという事でした(汗
そこまで出力を上げないで使用する場合はこの問題は顕著に出ませんが
さすがにIC自体結構出力もあるものなので、今回こちらより供給する形で
右のタイプに変更する事になりました。
これだけで音がぱっと広がり、あぁー結構聴けるなぁーと最初のこのアンプの
先入観から変化がありました。音量を変化させても違和感無く追従してきます。
中・低域がグイグイ押してくる感は個人的には好きではありませんが
それはまた出来上がってから入力カップリング変更で調整入れていきます。
あと、LPFのコンデンサもですね。
ちなみにNFJ供給品は日本メーカー品ですが、特にインダクタなので劣化など
大きな影響は無いと判断してリユース品を使っています。