上記写真のとおりサイズΦ9mmx12mmのインダクターをオーダーで
製造してもらいました。
今までのキット標準付属していたものよりも良い物になっています。
汎用インダクタで使用されているタイプよりも1回り太い銅線を使用して
もらっています。あとリード長を+5mm伸ばしてもらいました。
NFJのTA2020キットでは閉磁路構造のインダクタでないので、
これくらいのサイズ・間隔が具合良く使える限界だと判断して
サイズ決定しています。
これ以上のサイズになるともう少し間隔が必要になってきます。
標準で付属させるもののグレードアップですので、そこまで
色々書く必要は無いと思いますが単純にキットの付属品で
これを付けれた事に嬉しかったので投稿してみました。
ちなみにNFJ版のYDA138キットもこのタイプの22μHを
キット標準の付属になります!ご期待ください。
Category Archives: 電子部品関連
本日の写真
サンヨーのME-WXです。価格交渉をしていくうちに仕入れ量が
こんなになりました。写真の2倍あります(笑
性能が良いので今後もいろんな用途に使えると思いストックで置いておきます。
ELNAのRE3です。耐圧25Vで470uFでYDA138に入れていく予定です。
タイ製です。箱はちょっとボロボロですが、中はきれいですよ(汗
あまり日本のパーツ屋でELNAはみないですね。
こちらはルビコンのYXG 50V10uFです。最初データシートにないので結構躊躇していましたが
規格外のも注文が入れば作ってるみたいです。
ショートリードでインドネシア製です。
シールの下に出荷時のルビコンのシールが貼っていました。
サンプル用にあけたものです。MADE IN JAPANですね。
TA2020-020 USA版とKOREA.CHINA版の比較(外観)
LCFメーター(実は既に日本到着済)
こんにちは、Kです。
コメントで結構タイムリーなネタがあったので、調子に乗って
投稿してみます(笑
以前から測定ツールでこのLCFメーターを使っていたのですが
使いやすく便利だったので、キット完成品として取り扱いたい
と思っておりました。中国へ戻った際に作ってる所へ打診をし
打ち合わせを経て仕入れてみました。
PICマイコンを使ったタイプのLCFメーターで結構面白いですよ。
・単3×3本で駆動できる(外部DC端子での入力もOK)
・コンデンサの容量10pF-70000μF(Mode1:10pf-10uF 2:1-70000uF)
・インダクタンス1μH-10H(結構正確です)
・周波数0-500kHz
・KCDバックライトON/OFF設定可能
・LCD濃度設定可能
こんな感じです。私自身詳しく間で原理を理解していないので
出品を控えていますが、一部の方には既に購入してもらっていて
何気に好評です。もう少ししたら多分出品します。
もらった回路図が何気にわかりにくいw
っていうかそういうのが結構貯まってます(笑
日本側で具合悪ければ消すかもしれませんが、とりあえず
投稿してみました。
中華ボリューム抵抗(可変抵抗)の比較
Lepai LP-2020A+デジタルアンプを部品供給や部品指定による別注モデル
として、現在取り扱っています。そこでの一連の流れと今後の対策で
比較しておりました。大体内情が把握できましたので、公開します。
Lepai標準品採用のボリューム抵抗はNoBrandと記載しております。
前回販売分のNFJ別注モデルで品質の良い物を製造メーカー側に
指定したボリューム抵抗はW.Lというメーカーのものです。
そしてそのW.Lでもノイズレベルが標準以上のものが多かったので、
今回NFJ別注モデルで生産中のLP-2020A+に入るボリューム抵抗は
APAIというメーカーの物となります。これは、こちらからLepaiへ
供給する形で部品を指定しなおしました。
こちらのメーカーはオーディオ向けに生産しているボリューム抵抗が
大半で、品質面では信頼度の高いものとなります。
価格的にもW.Lの3倍以上するものとなりましたが、実際分解して納得
出来た感じです。まあ、W.Lが安すぎっていうオチなんですがね(笑
さて、次に内情ですがこれはLepai製造メーカーの社長とAPAIの営業担当
より色々聞いて把握できた部分だけ記載していきます。
W.Lのようなシールタイプでメーカー名を表示する
ボリューム抵抗のメーカーは、製造した後検品で基準内であれば合格で
メーカー名のシールを貼ってメーカー名のあるボリューム抵抗と
なっていくわけですが、検品時基準以下だった場合シールを貼らずに
NoBrandとしてメーカ名なしのB級品として市場に流れることになります。
製造品質に自信が無いメーカーはそういった2種類の流通ルートを使い
販売していくらしいです。
APAIの場合は金属モールドにメーカー名を打ち込んでいるので、
基準以下の場合は不良品として弾くみたいです。
再利用できる部分は使って、無理な部分は処分しています。
ただ、抵抗パネルに台湾の物を使い使用していて、他のモジュール
も精度が高いので、不良率はかなり低いと言われました。
以上こんな感じで比較してみました!でした。
下の写真は比較用に撮影しましたが、実際に見るのと違って
いまいちわかりづらいです。
↑APAI(パネルがぴったりで、配線?部分が他よりも
しっかりしている。でも、中心穴がずれてる感じに見える)
↑W.L(パネルが若干小さいのかツメを開けた状態だと遊びが多い)
↑NoBrand(同じくパネルが若干小さく遊びが多い。配線部分が薄い)
↑NoBrand(接地金属4本ある内2本が既に浮いています^^;)
↑W.L(ちょっと解かりづらいですが、フラットでは有りません)
↑APAI(こちらはフラット。その部分の金属の強度?が唯一強い)
アルミ電解コンデンサの違いについて(中華メーカーvs有名メーカー)
先に、中国国内のアルミ電解コンデンサ事情についてお話を
中国国内では、けっこうな量の偽物のコンデンサが流通しています。
安すぎる物はコピー品と判断できるのですが、コピー品を
平気で正規相場で売ってくる所もあります。
単純に防爆弁の形で判断できるものが多いですが、
nichiconのコンデンサや上位モデルの各社コンデンサになってくると
それだけでは判断つかないので、2つの判別方法を実施します。
まず1つは、そのシリーズのデータシートに記載されている容量の
サイズが合っているかどうか。少なからず日本メーカーの物は
サイズが変わると、シリーズも変わりますので判別しやすいです。
あとコピー品は本物に比べ小さいのが多いです。
2つめは、測定器を使い耐圧と漏れ電流を計測します。
例えば25V耐圧のコンデンサを例にとってみます。
中華メーカーの場合は大体33か34V位が上限ですが
有名メーカー製のものだと51-52V位まで耐えてくれます。
コピー品は大抵前者の値になるのがほとんどです。
あとは容量詐称コピーですが、近年はあまり見なくなりましたが、
やはり存在します。ただ、うちの会社で扱わないような大容量の
コンデンサに集中してあるようですが。
LCメーターがあればすぐにわかりますもんね。
うちの会社では現在、中国国内で仕入れる時は1つの所でのみ
取引をしています。
そこは、セットメーカーからの流れてきたものを主流に取り扱いを
しているので、結構面白い物も大量に出てきます。
ここは、基本的に中国の電子部品卸市場の業者が顧客の要望で
有名メーカー指名した際に仕入れに来る所なので表立った場所には無い
のですが、とにかく人の出入りが激しい場所です。
運よくそこのオーナーと仲良くなったのは、うちのスタッフが同じ所の出身
(中国では同郷意識がとても強いのでこれだけでもかなり有利でした)
あと、日本の会社が直接来たっていうのでめずらしいのか結構贔屓に
していただいています。
ただ、そこまで量は買えないのは先に言ってるのですが、スタッフいわく
外国の会社と直接繋がりを持つことが珍しいことらしいので、商売よりも
うちの会社の事情などが気になってたようです(汗
見分け方などの知識もここのオーナーから勉強させてもらいました。
これでジョーカーを引かないように武装できたのですが、
ここ以外で取引する時は、中華メーカー指定買いの時だけになるので
あまり意味がありませんが、良い出会いが出来たと思います。
最近のコメント